ヒルの襲撃

栃木県南部の山間部での苔探索(その2)です。


壁の綺麗な苔を見て今日は予想より期待できそうと思ったのもつかの間、
山に入り林道から小さな谷に少し入ってしばらく苔を見て林道に戻ったところ、
ヒルが! 長靴を登ってくるのが1匹、ズボンを登ってくるのが2匹、
手の甲を動いているのが1匹、指に噛みついているのが1匹。
ヒルを取るためにアルコールを持っていたのですが、バックから取り出すのも
面倒で、全部手で振り払いました。
噛まれてもまったく痛みはありませんが、その後は血がなかなか止まらないし、
なんと言ってもやはり気持ち悪い。
この後も少し草地に足を入れるだけで、ヒルがすぐに登ってきます。
少し歩いてはズボンを見るの繰り返し。苔を探すよりヒルがズボンを登ってこないか
確認する方が多い。単独で来ているので、首筋や背中が見えない。
鏡をもってくればよかった。見えない部分はカメラ撮って確認しました。
そういうことを何度かしていると、首筋にヒルが噛みついているの写真で発見。
慌てて見えないところを手で振り払いました。幸い噛みつかれてすぐだったようで
出血は10分くらいで止まりました。(指を噛まれた所は1時間くらい出血)
こうなると、服の中も心配です。明るく乾燥した開けた場所で服を脱いで三脚を立てて、
全身を写真に撮って確認。長靴の中に1匹いましたが、それ以外はいない。
山の中でひとり何やっているんだぁ〜〜〜。


昨日から雨は降っていなかったので、こんなにヒルがいるとはまったく思っていませんでした。
この後、別の谷にこの看板がありました。

この辺りはとくにヒルが多いようです。
先日の台風のためか思った以上に地面が濡れていたこと、
朝に近い時間だったので朝露が残っていたこと、そのためなおさらだったように思います。
とにかく、今回はヒルに悩まされました。
それでも、写真はいろいろ撮りましたので、載せていきたいと思います。


まずは、
カマサワゴケ(たぶん)。


ケゼニゴケ。少し気持ち悪いけど美しい。

(つづく)