意外なところで遭遇

栃木県に苔の探索に行ってきました。


まず、昨年12月にも行った場所に行きました。
林道脇にオオカサゴケの小さな群落があったのですが、
今回、オオカサゴケが全然ありません。よ〜く探すと乾燥して縮れたのが1株だけありました。
もしかして誰かが全部採ってしまった・・・?  とても残念です。


そこから少し離れた場所へ。
↓これは昨年12月に撮ったオオカサゴケです。

↓こちらは、同じ株の今回です。

これはまだ葉が開いている方で、周りの苔の多くが乾燥して葉が縮れていました。


つぎに、前回行かなかった谷へ移動の途中、住宅もちらほらある一般道路脇に苔が
たくさん生えている場所があり、よく見るとコウヤノマンネングサの群落でした。
今まで、山の中でしか見たことがなかったので、意外な場所での遭遇に、おぉーっ!でした。


ハイゴケの中にも生えています。


そして、別の谷へ。

キヨスミイトゴケが日光を受けて輝いています。



こんな、苔がなさそうな乾燥気味のところで、おにぎりをバックから取り出そうと立ち止まり、
ふと斜面をみると、


おぉーっ! オオカサゴケ!
ポツポツと数は少ないですが、枯れ葉のあいだから乾燥したオオカサゴケが顔を出しています。


霧吹きで水をかけると、少し葉を開きました。


こちらは黒い艶々のサク、マキノゴケかな?


切り株に生えたハイゴケが木立のように見えます。


いつになるか分かりませんが、つぎは雨の後の苔の葉が開いたときに来てみたいと思います。